【苦手科目は親の刷り込みが9割!?】幼少期の取り組みで苦手を消しておく。

こんにちは。
そらまめ隊長です。

10月です。もうすっかり秋です。

と言いたいところですが、昼間などは急激に気温が上がり汗ばんだりするのでなかなかややこしいです。

 

さて唐突ですが、子供の苦手科目で悩んでおられる方も多いのではないでしょうか。算数や理科は点数を取れるのに、いつも国語が足を引っ張っている!何とか国語の成績を上げたい!なんて具合です。

結論から言うと特に高学年の場合、苦手な科目を克服出来るのがもちろんベストですが、それよりも全体で如何に合格点をもぎ取るかという発想に切り替えた方が良い場合もあります。大人だって、例えばバナナが嫌いなのに食べろって言われたら嫌ですよね??調理法を工夫したって、嫌いなものが食材に入っているというだけで良い気分はしません。

 

苦手科目を無理やり勉強させようとすると、勉強すること自体を嫌いになってそもそも得意だった科目にまで悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。それよりもハナから捨て問を作り、苦手科目でも基本問題のこれとこれだけは落とさないようにしておこうとかの戦略を重視する。

受験にパスするためだけのテクニックに特化するのですね。

とはいえちょっとやり切れないのは、子供が本当はさほど苦手でもないのに特定の科目を苦手だと思い込んでしまっているケースです。そしてその原因を作った張本人が、実は一番味方だった筈の親だったりする。

いったい何故そんなことが起きてしまうのか。

今日はそんな悲しき苦手科目について。いつも通り我が家の事例を元に書いていきます。

志望校模試でのE判定

 

まず最初に。はい、遂に出てしまいました。娘の9月の志望校模試のE判定。(過去最低です)

夏休みにあんなに頑張った筈なのに。最近娘にもやっと自走の気配が見えてきたはずなのに。妻から模試の結果を見せられた時は思わず「あっちゃ~」と呟いてしまいました。

妻はその後の塾の面談で、隣に座る娘の耳を塞がせて先生に尋ねました。

私たちは〇〇(娘の志望校)に受かるためにこの塾に来ました。でも、もし私たちが志望してなかったとしたら先生は娘にこの学校を勧めますか??

先生はしばらく悩んで後、やはり、

恐らく勧めていないと思います。

さらに続けて、

ただね、お母さん。僕もね、正直この時期になると、諦めましょう、厳しいですと言うこともあります。目の前で親子共々泣かれることも多いのです。

でも、〇〇ちゃん(娘の名前)は基本が分かっていないことはないのです。それは質問に対して解説してあげた時のリアクションで分かります。普段は出来ているんです。でも何故かテストでは取れない。

それは恐らく、(算数に対する)苦手意識からくる緊張のせいなんじゃないかと思うのです。

この後さらに具体的な対策の話になって、残った可能性に賭けて最後まで諦めず頑張ろうということになりました。

思い込みの怖さ

 

そうなのです。娘は親が言うのも何ですが国語は1級品。国語だけなら最難関も狙えるレベルなのですが、反面算数が苦手。いや、そう思い込んでいる節があります。(ついでに理科も)

彼女は夏休み辺りから塾の授業が終わっても自習室に居残り、積極的に分からない問題を先生に聞きに行っていました。「もうこれ以上頑張れとは言えない。」と塾の先生に言わしめる程です。この問題は兄に聞こうと、家に持って帰って来たりして自分なりに工夫もしていました。そして兄が教えた時も、やっぱりハナから分かっていないという感じではなくいかにもああ、分かってるのにやっちゃった、というものばかり。

思えば、娘は幼い頃から思い込みの激しいところがありました。被害妄想というか。

優秀な兄と常に比べられていると思い込んでいたのか、自分で自分をアピールしてくるようなところがあったのです。そうしないと放っておかれる。美味しいものも黙っていたら自分には回ってこない、そんなことを恐れているようにも見えました。

 

そしてそれはもしかしたら、我々夫婦が兄に接する姿を幼い頃から見てきたせいかも知れません。兄は成長するごとに算数に対する特異性を発揮。どこに行っても計算力を褒められ、我々も鼻を高くしていました。そして憧れの第1志望の中学への合格。親戚中が大喜び、飲めや騒げやの大騒ぎ。

お兄ちゃんはスゴイ。賢い。みんなを喜ばせることが出来る。お兄ちゃんには敵わない。

小学校では、学年で1人だけ〇に受かった〇〇君の妹さんみたいに言われ塾でも多分、お兄ちゃんと同じように頭が良く、お兄ちゃんと同じようにきっと最難関校を受験するんだろうなんて思われていた筈です。でも実際には、娘は兄とは正反対のタイプ。人の心の裏側を描写するような物語は大好物なのに引き換え、感情を抜きにして論理的に1つの答えを導き出す算数にはあまり魅力を感じませんでした。

それでも4年生あたりまでは普通に算数も出来ていました。兄と同じ知育教室のカリキュラムをこなしてきたし、寧ろもしかしたら兄以上か?と思わせる瞬間もほんの僅かですがありました。ところが5年生の時にたった1度だけ試験で大きく点数を落としたことがきっかけで、我々も娘本人も算数=苦手、という先入観が半ばトラウマのように染みついてしまったのです。

兄は国語が出来ない!?

 

対する兄にも、国語があんまり出来ないという我々親の共通認識が当初ありました。でもこれも錯覚でした。模試で算数や理科の偏差値を普通に65とか取ってくるものだから、国語の偏差値が60だったりすると、ヤバイ、国語を何とかしないといけないとなってしまっていました。

ちょうど4年~5年生ぐらいの時でしょうか。何回やっても漢字のテストで100点が取れないので1度妻が、

ちゃんとやれば満点取れるテスト、いったいどう思ってんの⁉

と息子を叱ったことがありました。息子が勉強する机の後ろで宿題が終わるのを見計らって、ハイ次はこれみたいに課題を与え続けるのです。

塾でこれだけ長い時間頑張ってきて、宿題もちゃんとやって、それでもまだ勉強しないとアカンの??

と息子は泣き出しました。今も息子はあの時が一番嫌だったと言っています。

 

ちょうどその頃娘や弟の世話が大変になり、妻もそっちに気を取られて事なきを得たものの、一歩間違えれば国語だけ個別塾に行かせようかとか、新しいテキストを与えたりとかしていたかも知れません。彼は1年生の時、まだ理解が覚束ないものの「ハリーポッター」を読み始め、3年生ぐらいで全巻読破。その後何ターンか繰り返し読んでいました。好きな推理小説や謎解きものなどは特に、きちんと長文を読める子だったのです。実際に6年生の時に、国語の問題を解くテクニック的なことを塾で学んでからは苦も無く点を取れていました。

息子はもともと要領よく手を抜けるタイプでした。そしてそれが彼の最大の武器。そんな強みを我々は危うく消してしまうところだったのです。

幼い頃の取り組みが全て

 

 ところで、特定の科目への苦手意識をなくすのに一番効果的なのは幼い頃の意識改革です。苦手を苦手だと思わせない工夫が出来るのは、まだ騙しが利く幼少期だけ。

娘の話に戻りますが、彼女は幼い頃から虫が大嫌いでした。蚊よりも小さな羽虫を見つけるだけでも大騒ぎするし、浴室に小さな埃を見つけただけで虫と勘違いして逃げ出してくる。それから虫=理科となり、理科まで大嫌いになってしまいました。もっと早くから可愛い花だとか動物、綺麗な星などから関連付けて理科に対する印象を変えることは出来たかな思っています。

社会なら博物館、史跡や名所へ実際に連れて行ったりして興味を持たせる。漢字なら散歩しながらさんずいの付く漢字を探し合う、など遊びが勉強に繋がるような取り組みをしておくと良いと思います。

最後に

 

娘の塾の先生は、面談の最後に娘に向かってこうも言ってくれました。

もう君だけの受験じゃない。我々も含め、御両親や多くの大人たちを巻き込んでしまっている。だから後悔だけは残さないように。全力でやり切って、受験が終わったら御両親にきちんとありがとうございましたと御礼を言おうね。

最難関を目指すことに特化していた兄の大手塾では、こんなことを言って貰ったことがありません。この塾にして本当に良かったと思えました。

そして娘に対して今思うことは、彼女のありのままの姿を受け入れたい。認めてあげたいということ。結果を求めて頑張る姿勢はもちろん大応援しますが、それが彼女の全てではない。もっと深いところで人間が生きることの素晴らしさを見つけることが出来る。それが娘の最大の長所なのだ。そして我々がそれを出来た時に、彼女は自分の力を最大限発揮出来るのだと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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