【最難関校へ行きたくなる】6年間、天才集団に囲まれて過ごすメリットについて。

こんにちは。
そらまめ隊長です。

 

今日は小学校時代は学校や塾で「算数博士」と呼ばれ、模試でも常に追われる立場だった息子が天才集団に紛れた結果どうなったかについて書きます。

結論から言うと、良い意味で今では完全にどこにでもいる「普通の人」になっています。周りは自分と同じぐらい、もしくはもっと上の学力レベルの生徒たちばかりなのだからまぁ当たり前ですよね。

そこで気がかりなのが、息子の精神に与える影響がどうかということ。もともと大の負けず嫌いの子供ではありましたが、どうやら定期考査の成績など頻繁に負けることを全く気にもしていないようです。

寧ろカゴから解き放たれた鳥のように伸び伸びとしています。圧倒的な才能を前にして既に悟りの境地に立っているのか、抗う気にもならず諦めてしまっているのか、とにかく自分よりデキル子が当たり前にいるという環境が快適なようですね。普通なら悔しい、こんな筈じゃないとかもありそうなものなのに。毎日フランス料理ばかり食べてたらたまに食べた牛丼に感動した、みたいな感じでしょうか。ちょっと違うかな

人格は環境によって作られる

 

合格した中学校に通うのに片道2時間かかるということに、入学当初は戦々恐々としていました。必ず座れるという保証もない長時間の電車は大人でさえ嫌になるのに、ましてや仮に授業のスピードについていけなかったら地獄の6年間になっていたはず。

えらそうに電車の時間は読書に充てればいいなどという適当なアドバイスをしたこともありましたが、今思うと相当なパワハラだったなとただただ反省です。ちなみに噂には聞いていましたが、中には新幹線通学をしている生徒も普通にいるそうなのでご家庭の学びへの貪欲さには舌を巻きます。

 

ともあれやはり環境の力は偉大です。高い授業料はほとんどこの環境代と言っても差し支えないと言えます。

集めた生徒の力を信じ切ってるのか、先生方の指導やカリキュラムなどには正直そこまで力を入れてる感じもしないのですが(寧ろほぼ放し飼い、各エリアで厳格にスクリーニングされた超優秀層が集まって出来た空間はやはり特別。息子が持ち帰ってくる生徒たち自身で作ったお知らせや様々な行事について書かれた冊子などから放たれる芳香なエリート臭を嗅ぐだけで、家族全員までもがいつも心時めかせています。

 

そんなエリートだらけの環境は、ただ今思春期真っただ中、急速に芽生えつつあるまだ正体不明な息子の自我ともきっと複雑に絡み合ってる筈。

最近は家での振る舞いも随分と素っ気なくなりました。唯一家族の全員が揃う夕食をそそくさと済ませ、夜な夜な学校の友達数人と通話を繋げてひたすらオンラインゲーム。有り余るエネルギーのやり場を二次元上のバトルに求めて、クッションや机をバンバン叩いたり周囲の目も気にせずブツブツ文句言いながら過ごしています。耳に入ってくる周りの子の発言を聞く限りみんな相当に賢い子ばかりので、特に気にもなりません。寧ろ息子に絡んでくれることに感謝さえしています。

とは言えどこか不安定さもあります。稀にゲームのお誘いがない時は、自分の個室を持たない故リビングのソファの端の定位置に陣取り、何か思索に耽ってるのかただ単にぼ~っとしてるだけなのか、スマホ片手にやり過ごす姿が目に付きます。

母親の問いかけや父親の呼びかけに一度で反応することはほとんどありません。

2度ぐらい同じ質問をしてやっと、「え、何て?」と返ってきます。悪気はないのは分るのだけれど「パパ見て~」と自分から無邪気にじゃれてきてた頃をいまだ鮮明に覚えているだけに時の流れを生々しく感じてしまいます。

希望の星

 

思えば中学受験期、息子の存在は常に父親の見栄の象徴でした。

志望校に特化した塾のクラスの夏期講習で毎日のように行われるテストで席が一番前からたまに入れ替わることはあっても、大きな模試では常に名前が上位で貼りだされるものだから他教室の親にまでその名が知れ渡り、ちょっとした有名人でした。

 

〇〇チャレンジ、〇〇特訓と、志望校の名前を冠にした模試や特別授業に同行する時。
会場の受付で係の先生に名前を告げると態度がパッと変わったり、周りにいた親たちにもえっと驚かれたり。そんなのが快感だから、土日に他府県で開催されるのを苦にもせず喜んで同行していました。そんな僕の得意気を察知して、きっと妻も遠慮なく僕に任せられたのだと思います。

当時は父親もまだ未熟で得意満面、息子が試験中もしくは特訓を受けてる間は近くで酒場を見つけては不謹慎にも酒を飲んでよく時間を潰したものです。本来なら休日なんだから構わないだろうと勝手に自分で言い訳を作っていました。こんなことでもないと絶対行かないだろうという知らない街の繁華街の小さなお店。

一時期朝から晩まで酒を飲んでた僕にはさしたる罪悪感もありません。

 

ハイレベルなトップ集団に紛れて息子が勉強してる間に父親は文庫本片手に一人杯を進める。何て優雅な休日なんだ、なんて。

息子を使った小さなマウント合戦は彼が赤ん坊だった頃から既に始まっていて、公園やデパートなどに連れて行く度に周りの子と比べてうちの子の方が可愛い、もう少し成長が進むとうちの子はもう平仮名が書ける、喋ってる、などと焼肉屋でたまたま出くわした同じぐらいの歳の子にまでも意味不明なライバル意識を燃やしていました。まぁそれぐらい我が子が愛おしくて仕方なかったのでしょう。

そんなことを考えながらひとしきり酔っ払って、一応顔が赤くなり過ぎて周囲にバレやしないかと確認して、時間通りに息子を迎えに行きます。息子と合流してからは、試験どうやった??などとは一切聞きません。関心を何か違うものに向けられたのは数少ないお酒のメリットでした。

父の変化

 

そんな父親に今確かな変化をもたらしているのも、息子を取り巻く学校環境の影響があります。

お前、通ってねーじゃん。

と言われればそれまでですが、文化祭や保護者会など学校へ行く機会が年に数度はあります。近くに行く度に今でも身が引き締まるし、すれ違う生徒たちが放つオーラには、たとえ極度のバイアスがかかってるだけだと言えどやはりクラクラと眩暈がするほどです。

こりゃ酒なんか飲んでる場合じゃないわ。

 

国の将来を担ってゆく筈の若者たちに触発されて、52歳にして何だか人生で一番と言うほどやる気になっちゃっているのです。まだまだ老いたなんて言ってられない、老体に鞭打って彼らに負けないようにもう一度全力で行動していこう、なんて。

最高の処世術

 

そして我が息子にも、今何よりもこの先の目標を見つけないといけないという大命題があります。

志望する大学を選ぶのにも学部を選ぶのにも、とにもかくにも将来やりたいことを見つけないといけないのです。子供の頃から電車が大好きだったとか〇〇になるのが夢だったとか将来の手掛かりになるようなものが皆無な息子。もちろんクイズが好きだとか推理小説が好きだとかはありますが、それがどう職業に結びつくのかがいまいちピンときません。

人生を賭してやりたいことを見つけるために様々な経験や大量の読書をして欲しいと常々願ってはいるのですが… まぁあまり強制せずに彼ならきっと自分で何とか見つけられると信じるしかありません。

学校の成績に関してはこの勉強量でよくこの位置にいるなと、定期考査など申し分なくいまだに驚かされますし、本人もそこはプライドを持ってやってるようです。でも同時に成績や学力よりも物事をやり続ける力や積極性、粘り強さなどの非認知能力の方が大切だという話も聞くので、その度に不安にもなります。

社会に出てからリアルに役に立つ非認知能力は机の上での勉強よりも、美術館へ行ったり映画を観たり、旅行に行ったりなどのアクティビティ体験がきっと必要なのでしょう。

 

でも、きっと大丈夫。

彼はきっとこの先何が起きても何とかなるということを潜在的に分かっているとも思います。仲間の存在が助けてくれる。それも最強の仲間が何人もいる。今は散々ゲームに興じていても、彼らはちゃんと次にすべきことを十分に分かっている。そしてきっと息子の才能も見つけて引き出してくれる。死ぬほどゲームをしてただけの時間も適切なタイミングで重要な何かに生かされる筈。そんな風に考えています。

 

大学受験について、中高一貫校は中だるみするという意見もあります。一方で、いやいややる時はやる子らばかりだから寧ろエネルギー貯めといた方が良いという意見も。男子校はほぼ隠し事をする必要性がありません。志望校や成績についても比較的オープンになるようですし、結局何が良かったかなんて数年先になってからでしか分からないでしょう。

とにかく息子には今の環境が合っていて、気の置けない仲間たちがたくさんいる。だからやっぱり絶対に大丈夫だと思うのです。

 

最後までお読みいただいてありがとうございます。

 

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