【中受沼。飛び込み台に立つ前に】押さえておきたい5つのステップ②

こんにちは。
そらまめ隊長です。

 

前回の記事

【中受沼。飛び込み台に立つ前に】押さえておきたい5つのステップ①

の続きになります。

  • いろいろ考えてみたけど、やはり子供には中学受験をさせるべきだ。
  • 行きたい中学もだいたいピックアップ出来た。

となれば、いよいよ子供の意思確認になります。

この部分を曖昧にしたままだと、すぐに子供のやる気のネジが切れてしまうので心してかかりましょう。

子供の意思を確認する

 

幼いうちから自然と勉強好きに育てられていればスムーズに進むのですが、なかなかそうもいきませんよね。

最終的に中学受験が必要だ、と判断した理由。

  • 中学でどの教科もバランスよく好成績をあげ、高校受験のための内申点を稼ぐ自信が無い。
  • 子供の適性に合った中学に行かせた方が、大学受験にも将来的にも絶対良い。

こんなところでしょうか。

 

でも、この辺りの事情って、小学生にはまだピンとこないかも知れません。

すんなり行ける中学校があるのに、どうして人よりたくさん勉強しないといけないのか、どうして仲の良い友達と離れ離れにならないといけないのかという疑問の方が切実なはず。

 

小学校の時に学年やクラスを荒らしてる生徒でもいて、彼らと同じ中学に進みたくないよねなどという理由があれば分かりやすいですが、

それらはあくまでも副次的な理由。

長い人生を生き抜く上での人格や価値観の土台作りとなる思春期の環境をどこに置くのか。それを分かりやすく伝えなければならないので、ここは一番の親の手腕の見せどころです。

親子の関係性が物を言う

 

どうやって子供をその気にさせるかということは、方法論よりも普段の親子関係がモノを言います。関係性があまり良くないとすんなりとはいきません。

この際、家ではいつもゲームばかりしてる、YouTubeばかり見てる、などにはしばらく目をつぶり、

お母さん(お父さん)の言うことは信用出来る、と感情の部分で信頼されることから始めましょう。

 

普段からガミガミ言ってると、いくらこちらが正しいことを言っていても子供には反発心しか芽生えません。

否が応でもこれから長きに渡り、遊びたいことや習い事などを我慢して、およそ小学生には不釣り合いな勉強量をこなさないといけなくなります。

子供の自主性を尊重する勇気を持ち、タイミングを見計らって対話を重ねていきましょう。

親の願望を滲ませない

 

そして最も大切なことが、受験することを自分で決めたと思わせることです。

当然そんな決断力は大半の子がまだ持ち合わせてないのですが、それでも出来るだけ自分で受験することを選んだように持ってゆく。

 

そこに親の願望や執着が挟まると、子供はどこかでそれを見抜き反発します。その選択が正しいかどうかなんて関係なく、とにかく親に決められたくないのです。親の言う通りにするということは負けを認めることになり、子供はそれを嫌います。

そこで一つの提案ですが、最初は敢えて受験には反対だというポジションを子供の前で取ってみては如何でしょうか。

この中学校に行くとあなたにピッタリなこんな環境が揃っていて、きっと毎日楽しいはず。

でもうちは経済的にも余裕はないし、何より無理して勉強させたくない。

ただし万が一あなたがどうしても行きたい、というなら考えるけどね。

というような感じです。

 

先にリサーチしたいくつかの中学校を例に出しつつ、遠回しにそれとなく受験のメリットを提示し続けて、それでも子供がその気にならなければ、言わずもがなですが子供の意思を尊重してあげるのが賢明です。

 

そして気を付けないといけないのは、以下のような誘導をしないこと。

  1. 第一志望校へ合格したら、〇〇を買ってあげる。
  2. 今頑張っておけば、中学に行ってから楽出来る。

1は短期的には有効ですが、よほど欲しいものが無い限り長期戦には向かないです。というかそもそも肝心な受験理由が抜けています。

2の場合は完全に嘘になります。今の時代、勉強から逃れられるのはキャリアを積むことからリタイアしない限りずっと先です。

何度もモチベーションが切れかける度に投入が必要な燃料が、根本的な受験目的。しつこいですが、丁寧にかつ時間をかけて取り組みましょう。

 

そしてもう一つ。詳しくは次の章でも述べますが、中学受験では親の頑張りと覚悟も子供と同等ぐらいに必要だということを忘れないように。

こと中学受験に関しては、塾に任せておけばすべて何とかなるだろうというのは大きな間違いです。

夫婦間、家族でも意見を一致させる。

 

前述した通り、言うまでもなく小学生の受験は親のサポートが不可欠です。

特に集団塾では勉強を教えてくれたり受験情報はくれますが、授業で付いていけない細かい部分やメンタル面、健康面のサポートまではしてくれません。

別で個別指導の塾に行く方法もありますが、コストもかかるし家での面倒までは見てくれません。

  • 塾で貰う大量のプリントのファイリング。
  • スケジュール管理。
  • やった問題の丸付け。
  • 塾へ持って行くお弁当作り。
  • 塾の送迎。

などなど親の負担はかなり増えます。

 

そればかりか、思い通りに成績が上がらないにも関わらず、子供は緊張感を持たず勉強しないなどストレスは溜まる一方。

それでも捌け口になる場所はほとんどなく、成績が似通った友達ばかりでもないので友達の親とも本音では語れず。塾の先生も親身になって愚痴までは聞いてくれません。

 

6年生になると、兄弟がいる場合など弟や妹のことは放ったらかしになるパターンも多く、配偶者や祖父母などの力も出来るだけ借りたいところ。

最初に親族一丸となれる協力体制をしっかり整えておかないと、下手すると家庭崩壊にも繋がります。周囲にあらかじめ根回ししておくのも重要な仕事ですね。

夫婦関係が良好なのが望ましい

 

それと、勉強を頑張る子供の大きなエネルギー源になるのが両親の関係性

子供にとっては自分が良い学校へ行くよりも、両親の関係の良し悪しの方が気になったりします。両親ともに中学受験の経験が無く良いアドバイスが貰えないとか、勉強を教えて貰えないなんてほんの些細なこと。何より両親の間で諍いがないことが子供にとっての安心感に繋がり、頑張る力が引き出されます。

 

夫婦関係について深掘りしてしまうと、テーマが変わってしまうのでやめますが、両親が冷え切った関係だと子供の成績も上がらないと思っておくと良いでしょう。

僕と妻は例えば日常のつまらない喧嘩も、敢えて子供たちの前でオープンにするようにしました。

言いたいことを我慢せず、でも陰湿になるのでなくまるで夫婦漫才のようにコミカルになるように意識して。するとそんな僕らの姿を子供たちは面白がり、エネルギーが上がってるような節がありました。

僕らの場合はたまたまそういう流れが出来ましたが、たとえ険悪な状態でも子供たちの前では正々堂々と振る舞えた方が良いです。その辺りを夫婦間でよく話し合えるといいなと思います。

 

我が家ではさらに妻と相談して、父親は長男の受験を応援はすれど一切口を出さないということも決めました。塾や模試の送迎などはもちろん手伝いましたが、試験の出来や成績に関して触れることはほとんどありませんでした。

そのスタンスが正解だったかどうかは分かりませんが、ご家庭ごとに戦略をしっかり立てることをお勧めします。

今から始める準備とは

 

さて、中学受験をすることに決めた。子供もとりあえずはやる気になってくれてる。となれば、手始めにするべきことはやはり塾選びです。

塾選びのポイントについてはまた別の記事でまとめたいと思いますが、こと中学受験に関しては塾無しで合格を勝ち取るのは親が徹底的にサポート出来るとかでない限り至難の業でしょう。

 

塾では勉強を教えてくれるだけでなく、先ほどもお伝えしましたが試験の傾向や対策、その他様々な情報を得られます。子供のタイプや志望校に合わせて、慎重に決めましょう。

 

通塾をスタートする時期に関しては、早ければ早い方が良いのではないのかと思われがちですが、2年生の3月ぐらいからが望ましいと思われます。

都心の大手塾サピックスのように、1年生から入っておかないと枠が空かないなどのパターンもありますが、

まだ周りにライバルが少ない1年生から通わせ始めると、3年生ぐらいになってどんどん賢い子が入って来た時に順位の上下のギャップに苦しんで抜けられないというリスクもあります。

そもそも中学受験すること自体が小学生の成長には適していないと言われていますので、焦り過ぎないことです。

まとめ

 

以上、中学受験を決めるまでに押さえておくべき過程を大まかにまとめてきました。

 

最後に我が家の長男のケースをお話しておきます。

小学校3年生の頃に、塾に行かないと勉強が疎かになりそうで怖いと自分から言い出しました。知らず知らずそういう意識を植え付けてしまっていたのかも知れませんが、周りで既に塾通いをしてる子がいたのも一因です。

中学を受験することを決めたのも友達が受験の話ばかりしてるのと、塾の先生に勧められていつの間にか受験するのが当たり前という空気になっていたのがきっかけでしょう。

それでも本人に嫌がる素振りは特になく、寧ろやる気になっていたので環境からの影響はやはり大きいと思います。

 

長男はご縁をいただいて第1志望校に合格出来ましたが、塾に入る前に必要な準備もたくさんあります。その辺りも別記事で触れられればと思います。

 

中には幼い頃から小学校も中学校も受験して行くのが当たり前と、刷り込んでるご家庭もあるでしょう。親からすると有効な手段かも知れませんが、それは自ら環境を選ぶことが出来ない幼い子供の可能性を奪ってしまっていることかも知れません。

少なくともどこかでは必ず、何のための受験なのかを説明をしておくべきだと思います。

 

あともう一つ。公立の中高一貫校を目指すなら個人差は有れど6年生から準備を始めても間に合うとも言われていますし、調べれば調べる程奥が深いのが中学受験です。

お子様に合った進路と対策が見つかることを心よりお祈りしております。

2 COMMENTS

渋田隆之

いつもtwitterを読ませていただいております。
中学受験の世界に30年おりますが、うなずく内容ばかりでした。これからも勉強させてください。

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そらまめ隊長

渋田様

嬉しいご感想ありがとうございます!
30年はすごいですね。
中学受験は、単に合格不合格のみならず本当に奥深い世界ですね。

こちらこそ勉強させて下さい!

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