こんにちは。
そらまめ隊長です。
長男を毎朝5時半に起こすのにも少々気兼ねする季節になってまいりました。
それでも彼を他府県にある中高一貫校まで通わせるには、心を鬼にして起こすしかありません。5分過ぎるぐらいのギリギリの猶予を与えてあげて後、頭までスッポリくるまっている布団を容赦なくひっぺ返す一連のタスクもすっかり身に付きました。
このブログのタイトルの由来でもあるのですが、彼が熱望校の合格を決めたその日に、僕は特急が止まる一番大きな最寄り駅まで、中高の6年間、毎朝彼を車で送ることを決めました。
車中では思春期の価値観の足し算になるように、いろんな映画を観せてやろうなんてことも楽しみにしていました。今のところ誓いは守られており、まだただの1度も欠かしたことはありません。
当の本人はいったいどう感じているのでしょう。
本当は毎日通うのが億劫なのではないか。
家から歩いて15分の公立中学にすれば良かったと後悔してないか。
父との時間を鬱陶しいと思っているのではないか。
今日は、中学生にとっての通学時間はどれぐらいが適正なのかについて。
いつも通り我が家の事例を元に書いていきます。
抱えるリスク
学校、やっぱり遠くない?
無理せず今からでも高校受験してもいいよ?
先日、改めて妻が長男に尋ねていました。
すると、
大丈夫。もし受験するならやっぱり〇〇(今通っている中高一貫校)を受けるわ。
とのことでした。
周りの知り合いを見ると、私立に行かせるのであれば他府県の学校に通わせるのは寧ろ普通だという空気があります。ですが実際に数年間通わせてみた親の感覚からすると、正直通学時間は1時間ぐらいが限界かなぁとも思います。
理由は以下のようなもの。
- 地震などがあった時に、すぐに帰って来られない。
- 骨折などの怪我をしたら、電車では通えない。
- 大量の時間と労力が奪われ、運動部に入り辛い。
などです。
一番切実なのは、やはり万が一の大きな地震。最近は特に頻繁に地震が起きるので、いざという時にすぐに帰って来られない、突然連絡が途絶えてしまうかも知れないという不安は常に付きまといます。
今は中学生で骨折する子が多いとも聞きます。
長男はどちらかというと慎重派なので、今のところ大きな怪我をしたこともないのですが、これが活発な次男だったらと思うとやはり怖いです。次男は学校や公園でしょっちゅうコケて膝などを擦り剝いてくるし、好奇心旺盛で何でもやりたがるタイプなので。長男だっていつ何が起きるかなんて分かりません。
10代の成長期ということで運動部をさせたいのですが、体力的にも時間的にも相当の覚悟がいります。単純に体力がつくだけでなく、スポーツを通して仲間たちと得られる経験は特別だと思うんですがやはり悩みます。まぁ本人には全くその気もないんですけどね。
母親の気持ち
そんな心配を抱えながらも妻は毎朝長男のためのお弁当作りをします。当然彼よりも30分程早く起きるのですが、お弁当作りにもポリシーがあるようで次のようなルールを決めています。
- 前夜のおかずの残りは入れない。
- 冷凍食品は使わない。
- おかずは必ず5品以上。
小学校で食べていた給食がなくなり栄養面で心配だということですが、ほんの数度どうしても時間がなく冷凍食品を入れてしまった時は悔しそうな顔をしていました。そんな母の気持ちを知ってか知らずか、息子の方ではお弁当に対する感想は一切なし。
たまに妻が「今日のお弁当どうだった?」と期待を込めて尋ねても中身も覚えていない始末。
その度にいつも妻は落胆しています。とはいえ、自分のお弁当作りの苦労などは大したことでもなく、それよりも学校が遠いのがやはり一番の不安だと妻は言います。
朝に子供たち全員を学校に送り出して、やっと一息ついて自分が朝ご飯を食べる時間になっても長男はまだ学校に着いてさえいない。
帰りも然り。今電車はどのあたりだろう、そろそろ学校出たかな、部活に寄ってるのかな、などとたまに位置情報を見たり、とにかく毎日心配で気持ちがしんどい(辛い)そうです。
人身事故などで電車の遅延がやたら多いのも、きっと地味に長男の気力や体力を奪っていることでしょう。
差し引いて余りある学校の魅力
それでももう一度受験をしたいぐらい本人が今の学校を大好きなのは、どうやら本音のようです。
授業数が極端に少ないし、大学かよと思うぐらい休日が多い学校なのでそれで帳尻を合わせている感じもあります。
ただその分、授業のスピードが超速い。
1年生のうちに中学3年生分の内容までを終わらせてしまうのだから当たり前ですね。別にどこかを飛ばしてる訳でもなく、全ての単元をサラッといく感じなのだそうです。
例えば公民だとか化学だとかは何とか出来ても、やはり数学はある程度下地が出来てる子じゃないとかなりキツそうです。数学だけで3科目。定期試験の科目は実に10~15科目ぐらい。遠いだけでなく授業に付いていけなかったら6年間はもう地獄でしかないでしょう。
長男は幼い頃から自己主張の少ない子でした。
いや、表に出さないだけで内面には強いそれがあったのかも知れません。
小学校2年生の今でも「今日は見に来てくれる?」と毎度せがむ次男に比べ、長男からはスイミングスクールもサッカーの習い事も1度も見に来て欲しいと頼まれたことがありません。
クールというか、マイペースというか、その頃から既に彼の中では半自立していたのかも知れません。将棋や囲碁、チェスなんかも図書館で本を借りてきて自分でルールを覚えてしまっていました。スナック菓子やスイーツなどにもほとんど興味がない反面、スーパーマリオをはじめとしたゲーム、モノポリーのようなボードゲームなど、興味のあるものには自分から積極的に手を出しにいく感じです。
そんな長男には、何と言ってもやはりこの学校の校風はうってつけなのだと思います。生徒はみんな良い意味で協調性がなく、自分のやりたいことにしか興味がないからいじめなんて起こりようがありません。
人前で勉強している姿を見せるのは格好悪い。アホなことをするとリスペクトされる。それでいて天才揃いという、何というかおかしな学校です。
まとめ
ちなみに父(僕です)の中学は実家から歩いてものの10分もかからないぐらいの位置にあり、仲の良い同級生と連れ立って毎朝ダラダラと通学。起きる時間も恐らくは7時過ぎたぐらいだったと思います。とても今長男がどんな思いで通っているのかなんて、想像も出来ません。
当の長男自身も他の学校に通った事がないから、これが当たり前という感じになっているのかも知れません。1度でも近い距離を味わったら気持ちが変わるのかもです。
ということで結局は本人がどう考えるか、ですね。
たとえその選択が間違っていたとしても、自分で選んだのなら後悔はない筈。良い経験になるでしょう。
中には名古屋や広島から新幹線を使って通ってる子もいるそうなので、情熱があれば何だって出来るのかも知れません。とにかく学校が楽しくて気に入ってる。親としても、万が一の時もきっと何とかなると信じるだけです。
ただ次男が仮に兄と同じ学校に行ける実力があって、本人が行きたがったとしても少し考えますね。その時は家族で引っ越そうかとも言っています。それもこれもこの学校に果てしない魅力があってこそのこと。他の学校ならそこまでしないです。
とにかく次男には兄と同じ学校を目指して、勉強の準備だけはさせていきたいと思います。最終的にどこを受けるにしても、少しでも上のレベルを目指して頑張っておくことはとても大切。娘の受験で学んだことです。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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