【社会性と知性の両方を手に入れる】6年間の小学校生活と塾のハイブリッドで真の成功者へ。

こんにちは。
そらまめ隊長です。

夏休みが終わり、受験を控える6年生にとっては日増しに緊張感が増す頃。巷では小学校をいつから休ませようか、などという声もチラホラ聞こえてきます。

休ませる理由としては、

・受験勉強に充てる時間を少しでも多く確保したい
・感染病のリスクを少しでも抑えたい

というところでしょうか。

特に御三家や最難関を狙うともなれば、御家庭ごとにシビアな戦略や方針があって然るべき。受験結果だけに焦点をあてるとそうなってしまうのも無理はないようにも思えます。

ちなみに我が家の上の息子の時は、受験本番直前の1週間だけ休ませました。(関西では1月15日の統一試験日を皮切りに主要校の受験が一気に行われます)当時はまだコロナ前だったので今とは少し状況も違いました。

ところで、そもそも小学校に何を求めるのでしょう??

今日は我が家の子供たちを見てて、改めて小学校生活について感じることを書いていきます。

社会の縮図を予習する

 

僕と妻の間では、いくら受験生といっても小学生の一番の役目はやっぱり「きちんと小学校へ行くことだ」というのがあります。

もちろんいじめなどを受けて極度のストレスを感じている場合などを除いてです。

元ブルーハーツの甲本ヒロトさんがこんな名言を発しています。

ただ、友達じゃないけどさ、喧嘩せず自分が降りる駅まで平和に乗ってられなきゃダメじゃない?その訓練じゃないか、学校は。友達でもない仲よしでもない好きでもない連中と喧嘩しないで平穏に暮らす練習をするのが学校じゃないか。だからいいよ、友達なんかいなくても。

 

人生とは、合わない人間といかに間合いを測るかゲー。

嫌いな人間と無理に仲良くする必要はないけど、完全には無視出来ない。そんな人たちと努力してうまくやっていくのか、一定の距離を取ってやりこなすのか。そんな社会勉強を小学校で出来るのはとても価値のあることだと思うのです。

会社に行けば理不尽な上司がいるように、学校にも理不尽な先生はいます。それはもう仕方なくて、何とかこなしていくしかありません。さらに学校では廊下を走ってはいけない、などのルールも教えてくれます。ルールを守らなければどうなってしまうのかというのも、実体験として学べます。

 

受験してせっかく良い中学に入れても、本当にその学校が自分に合うかどうかなんて行ってみないと分かりません。荒れた学年やクラスにたまたま当たるかも知れません。たった1人荒れた生徒がいるだけで崩壊してるなんて話もよく聞きます。

感染リスクにしたって、塾へ行くなら電車にも乗るし温室の中で完全に隔離するなんて無理な話。やはり理想はなるべく規則正しく普通の生活をしながら何とかこなしていくこと。行動範囲が縮まることによって運動不足になるのも不安です。勉強だって時間があり過ぎると大人でもかえって出来ないものです。

コロナの場合は待機期間とかもあるので何ですが、以上のことからやはりなるべく小学校へは行かせるべきです。

勉強の合間の息抜き

 

上の息子にとって小学校へ行くのは勉強の合間の息抜きにもなっていました。夏期講習以降は特に、連日塾で長時間の勉強。気の置けない仲間に会って勉強のことを忘れられるのは小学校へ行っている間だけでした。

なので、運動会の応援団などに入って拘束時間が増えることにも反対はしませんでした。予期せぬ事故で怪我でもしたら大変、という気持ちももちろんありました。でも不可抗力の場合を除いて、危ないところは避けるスキルも身に付けて欲しいと思ったのです。

そういえば、息子は塾でする勉強に比べて格段に簡単な小学校の宿題も馬鹿正直にやっていました。漢字の読みの音読とか、やらなくても絶対バレないようなことも1個1個丁寧に。そんなん適当でいいやん、て思っていましたが、彼は先生に言われたことを、みんなが守っていることを素直に自分も守ることで何か調和を取っているようなところがありました。

やっぱり受験生である前に、友達と同じような普通の小学生でありたいとの思いがあったのではないかと思うのです。

受験本番の直前期

 

冒頭でもお話しした通り、上の息子には2学期までは通常通りに通わせて3学期は始業式だけ出席。第1志望校の合格が分かるまでの1週間ぐらいは休ませました。

インフルエンザなどの感染リスクを避けるために最低限それぐらいは仕方ないかなというところでした。コロナ前とはいえ当時のインフルエンザ対策への過熱ぶりはすごく、本来なら症状が出ないと貰えないタミフルを手に入れようと病院を探す人が多数出現しました。

比較的受験に理解があった息子の担任の先生に「頑張ってきます」と挨拶に行くぐらいの勢いで始業式に行かせると、先生はクラスのみんなから集めた寄せ書きを渡してくれたのです。

「〇〇君(息子の名前)なら絶対受かる!」「みんなで応援しているから頑張れ」。受験しない子たちからのものも含めた温かい言葉の数々。親の我々まで感動して涙した覚えがあります。

最近の小学校に思うこと

 

話は変わって、今年の夏休みの娘の宿題の量を見てその少なさに驚きました。兄の時より明らかに減っているのです。娘は受験生なのでそれは大変助かることでしたが、何でしょうほんのりと残る罪悪感は。いや、罪悪感というより不安といった方が良いでしょうか。

拍子抜けするぐらい少な過ぎて、大きな視点で見るとこれで果たして子供たちは大丈夫なのかと思ってしまったのですね。受験生じゃない子の方が多いですからね。自由研究は丸々妻が手伝っていたので、娘の負担は限りなく軽減されていました。

これは喜んでばかりもいられません。

宿題だけでなく授業内容も浅くなっていて、文章を書かされるなんてことがほとんどないのです。5年生の中には夏休みにいきなり800字近くの作文の宿題を出されてパニックになった子もいるという話も聞きました。最低限の知識を与えて貰わないと、発展させて考える力も身に付かないし友達同士で話し合う力も養われません。中学へ行ったら苦労するのは目に見えています。

 

少なくとも弟には、家で文章を書く練習をある程度させておかないと怖いなと思っています。

先生業の過酷さ

 

とはいえ先生方の御苦労も分かります。低学年のクラスではまともに席に座れない子が常に2、3人ウロウロしていて授業のない先生が手伝っていたり、力付くで押さえようとするとすぐに親からのクレームも入るようです。何とか言葉で丸め込んで従わせようとしている様子がよく分かります。

宿題が多いとかのクレーム電話もすぐに入るようです。でも、直しが厳しい先生のお陰で字が上手くなったとかもあると思うのです。先生をハナから舐めてるような生徒も多いし、なかなか難しいですね。

反面、理不尽を感じることもあります。うちの子供たちは成績の評価では、他の項目は良くても積極的な発表が出来ないという項目で必ずマイナスポイントがつけられます。バランスが良い子を欲しいのは分かるんですけど、中には明らかに個人的な基準で成績を評価していると思われる先生もいるし、本気で内申が欲しい子にとってはきっと何だかな~という気持ちもあるに違いありません。

まとめ

 

ということでまとめると、受験勉強は塾で、社会勉強は小学校で、両方必要だというところでしょうか。どうしても小学校が苦手だという子はその比重を塾の方に傾ければ良いと思います。

そして最後に受験関係のことでいくつかご参考になれば。

他の記事でも書きましたが、受験することは5年生ぐらいから担任を通じて学校側に明言しておいた方が良いです。絶対ではないですが、どこかで伝わって6年生の担任に受験に理解がある先生が割り振られる可能性が高いのではないかと思います。

それと調査書が必要な中学を受験する場合はなるべく春先のうちに担任の先生にお伝えしておくこと。秋口の直前に言うと忙しい時期なので嫌がられます。それは記入してくれた調査書の書面にも何となく表れます。今は調査書が必要な学校も減ってきてるようですが、だいたい出席日数をメインで見られているようです。余りにお休みが長いと学校側にも不安を与えることになります。小学校に問い合わせが入ることも予測して対策を打っておくと良いかも知れません。

以上、今日は何だか話題があっちこっち飛びましたが、最後までお読みいただいてありがとうございました。

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