こんにちは。
そらまめ隊長です。
2月も半ばを過ぎ、今年の中学受験もほぼ全ての日程が終わった頃でしょうか。
毎年この時期になると長男の受験を思い出して、今でも胃がキュッと締め付けられるような感覚に陥ります。
長い戦いを終えた方々には、本当にお疲れ様でしたと言いたいです。
模試や塾の合宿に毎度の送迎、成績や順位のアップダウンに一喜一憂したことなど、様々な思い出を親子で共有出来るのが中学受験。
入試本番は、まさにその物語のクライマックス。
今日は父親として迎えた当時の思いを、改めて振り返ってみたいと思います。
元旦特訓のこと。
2月。新6年生になり、塾での学習ボリュームが一気に増した頃からいよいよ入試が現実味を帯びてきました。
が、父親の僕が本当に緊張し出したのは、暮れのクリスマス辺りから。
まだコロナ前でしたから、今程ではないですがウィルスに対する警戒感は強く、
消毒や手洗いをちゃんとすることはもちろん、妻は免疫力を向上させるというR1ヨーグルトを大量に買い込んで子供たちに毎日飲ませていました。
インフルエンザにノロウィルス、小さな怪我なんかさせても受験に影響が出てしまうと、全ての行動が慎重になります。
オリンピック選手にとっての4年に1度がマシに思えるぐらい、中学受験は一生に一度の大勝負。失敗するとそれまでの苦労がすべて水の泡になる。
いやいや、結果がすべてではない。挑戦した経験こそがこの先の人生に生かされるのだ。
と、いくら自分に言い聞かせてもどうしたって気持ちが重くなります。
今年はお正月はほとんど無しだよね。
妹や弟もいるので、一応年越しそばやおせち料理も食べましたがお祝いムードも最低限に。
大好きなお酒を好きなだけ飲めると、毎年この時を楽しみにしている僕も今年ばかりは我慢我慢。
といいながら、
元旦から本命中学近くの校舎で塾の特別特訓を受ける息子に同行した際、隣の神社で行列に並んで初詣をしたついでに出店でカップ酒を飲みました。
息子が直前の追い込みで頑張ってる時に、不謹慎に思われるかも知れませんが、
高ぶる気持ちを押さえ込むためと、言い訳?
寧ろ父親はそんな程度がいいのではないか、という気持ちもありました。もちろん合格はして欲しい。でも父親が入れ込み過ぎればかえって息子のプレッシャーは増す。
それよりも万が一失敗した時でも、父親はどんと構えていなくてはいけない。間違っても落胆したそぶりを見せてはいけないのだ。
生モノ食べるなと妻からめっちゃ怒られました。
妻は息子に突きっきりでケアしています。
他の兄弟のお世話はもちろんのこと、父親として出来ることとは何かと考えた時に、何より一番大切なのは普段通りでいること。
何かに追われてるようなひっ迫感を見せないことじゃないだろうか。
そんなことを考えながら、
もしかしたらここへ来るのも最後になるかも知れない、という覚悟も秘めながら、
どっちにしても息子が力一杯頑張ったことを今目の前にある風景と共にしっかりと記憶に刻んでおこう、とほろ酔い気味で憧れの中学の周辺を歩きました。
3泊4日の入試ツアー。
そしていよいよ迎えた入試本番。
ひとつ目の前受校の受験を合格した息子と妻は、数週間後に運命の本命校と第2希望校の受験ツアーに出掛けます。どちらも県外なので事前に予約していた最寄りのホテルに宿泊。
普段はズボラなくせに枕が変わるとなかなか眠れないという息子。本当は慣れ親しんだ家でしっかりと眠ってから入試に臨みたかったのですが仕方ありません。
そして僕は長女と次男の面倒を見るために会社を休み、妻には息子の同伴に全集中して貰うことになりました。
途中からばあばにも助っ人で家に来て貰い、文字通り親族一丸で長男の受験本番に臨みます。
妻は下の子供たちに必要なことを事細かにスケジューリングしたメモを壁に貼っていってくれました。
食事の献立から学校に必要なもの、幼稚園の送り迎えのことなど。
お陰で特に困ることなくスムーズに事は進みました。
長男の様子が気にはなりましたが、妻にすべて任せてとにかく下の兄弟達のケアに全力を注ぎます。
時おり写メで送られてくる長男の様子。
笑ってはいるがどことなく表情が固い。当たり前だよな。
いくら模試などで何度も予行練習してきたとは言えまだほんの小学生。たった1度の試験の結果で運命が大きく左右するというのは本当に酷なことだと思いました。
いつも使っている愛用の枕を持参したようです
親子3人束の間のドライブ。
本命校の入試が終わり、次のホテルに移動するまでに少しだけ時間が出来たので妻と息子は一旦帰宅することになりました。
滞在時間は僅か2時間ぐらいでしたが、それでもホッとしている様でした。肝心の試験は腹痛で本調子ではなかったようですが、敢えて詳しい出来などは聞かずここでも普段通りを心掛けます。
妻から試験会場に子供たちが向かう花道の動画を見せて貰うと武者震いがしました。親たちの声援に交じって塾の先生たちの野太い声が聞こえます。
緊張の中にも笑顔で返す子供たち。親子は通りすがりに瞬間だけ軽く手と手を合わせる。
感動的なシーン。
再出発の準備をしながら休憩した後、当初は電車で出掛ける予定だったのを僕が車で送ることを提案しました。
兄弟たちのことはばあばが何とかしてくれるだろうし、長男に何か少しでも貢献したいという気持ちがありました。
今から出るとホテルに着くのは20時ぐらいかな。
僕も疲れてはいましたが、長男の傍にいてやりたい。言葉では無理でも伝えたいことがある。
結局、妻も僕の提案を受け入れてくれて3人で出発。
県外に出るとどんどん暗い田舎道に。下の兄弟たちもいない、久しぶりに3人でのドライブ。
これから戦場へ行くというのも忘れるぐらい長閑な風景の中、3人共リラックスして冗談を飛ばし合ったりしました。
小学校3年ぐらいから受験を意識し始めて頑張ってきたこと。妻も僕もいつも息子のことが大好きだったこと。
たとえ試験の結果がどうであろうとも、キミはパパの自慢の息子だ。キミのすごいところはパパが一番よく知っているから大丈夫。既に本命校の試験は終わっているけれど、最後まで自信を持って戦ってきて欲しい。
言葉にこそしませんでしたが、そんなことが言いたかったのです。
無事に2人をホテルまで送り届けて一人自宅へ帰ります。
実は僕には、翌日息子の本命校の合格発表を見に行くという大役がありました。自分が受けた試験でもないのに、何日も前からそのことがかなりの重圧でした。
息子の小学校受験の時に、学力試験は受かったのに僕が抽選で外して落としてしまうという苦い経験もありました。
今回は抽選はなくただ見に行くだけなのですが、それでも家族の代表で行くというだけですごいプレッシャー。
運転しながら窓からの景色に時おり目をやり、高ぶる気持ちを何度も静めようとしていました。
最後に。
はい。今日はこの辺りにしておきます。
今振り返っても本当に密度の超濃かった受験本番前後の数日間。息子の頑張りを父親として十分にうまくサポート出来たのかどうかはいまだに分かりません。
ですが、たとえどんな結果になったとしても受験は子供だけのもの。我々親のサポートが必要なのは中学校に入るまでで、その後の人生は子供が自分自身で進んで行くしかありません。
そしていつか中学受験を振り返った時に、あの時家族みんなで応援してくれたなというのが少しでも勇気と励みになればそれで良いのだと思います。
僕はあと2回、子供たちの中学受験が控えていますので長男の時の経験を生かして頑張らないとと改めて気が引き締まります。
本日は以上です。
ありがとうございました。