どうも。
常に前進していたいブロガー・そらまめ隊長です。
久しぶりに中学生の長男の送迎日誌を書きます。
コレ以来です👇
※参考記事 送迎日誌 ~父親のいらぬお節介について~
朝5時前に起きて、顔を洗い、歯を磨き、玄関を磨き、神棚に頭を下げ、
軽く部屋の掃除をするなどして諸々整えた後、
6時前に長男を起こすのが毎日の僕の日課となっています。
彼のお陰で、休日以外は規則正しい生活が送れています。
駅まで送って行って、朝の陽光に照らされる背中を見送るのも楽しいです。
思春期の男の子はなかなか感情表現をしてくれないので、彼にどう思われているかは分かりません。
きっと少なからず感謝はしてくれているはず。
とにかく中学生の息子に何か父親らしいことをしてあげたい。
そう思うのは親の偽善なのか、エゴなのか、お節介なのか。
そもそも父親らしいことって何だろう。
理由なきイライラ
思春期の男の子は以下のような原因で、理由もなくイライラすることが多いようです。
- ニキビが出来たり体が大きくなったりして、ホルモンバランスが不安定になる。
- 自我が目覚め、自分なりの意見が生まれ始める。
何かよー分からんけど親に歯向かいたくなる、いわゆる反抗期というヤツですね。
そー言えば、
反抗っていうほど大袈裟なものでもないですが、僕や妻が言うことに最近やたら突っ込みを入れてきます。
屁理屈で返してきたり、分かったのひと言で終わることがまずありません。
怒鳴り合ったり揉めたりとかではないので、
まぁ可愛いものですが、時おりしつこいなとこちらもイラっとします。
何かとでしゃばる父
自分が経験したことを元に、長男に何かとアドバイスをしたがる。
子育てを趣味だとでも思っているのか、
お節介だとは分かっていても、スマホばかり触っている姿などを見ると余計に口を挟みたくなってしまいます。
※参考記事 送迎日誌 ~手段としての勉強より目的のための勉強を~
親が心配すればするほど、子供の運をかえって悪くする。
親が出来ることは、自分が頑張ってる姿を背中で見せることだけだ。
分かっているんですけどね~。
僕の場合はまだ毎朝送らせて貰ってるから助かっています。
仮にもしその役割が無かったら、長男とのコミュニケーションがなさ過ぎてもっと良からぬ方向へいってしまいそう。
父親と息子との関係って案外難しいのだ。
息子には適切な選択をして欲しいと願いつつも、とにかく淡々と、毎朝の行(ぎょう:息子を送ることです)を行えばいいのに。
でも、やっぱりそれだけでは物足りない。
父の勝手な願い
長男に言いたいことはたくさんあります。
とにかくたくさん本を読んで欲しい。
これは彼が生まれた時から一貫して願っていたことで、これまでもことあるごとに口に出してきました。
※参考記事 お金をかけて良かったこと(幼児編0歳~6歳)その③ 第1位
本を読める環境を作れるかどうかは、ある程度親に責任があると考えています。
僕自身、自分の父親に、
読書だけは無理やりにでも習慣にさせて欲しかったなと思っていました。
歴史好きになって欲しい。
宇宙やプログラミングにも興味を持って欲しい。
出来たら運動をして体力もつけて欲しい。
欲張り過ぎ
そんな願いを込めて僕が薦めた本を、嬉しいことにことごとく読んでくれてきた長男。
「海賊とよばれた男」に始まり、
超おススメです
司馬遼太郎の「関ケ原」。
これも良いです
ドキュメント「はやぶさ2」の大冒険。
う~ん、あんまり、かな
でもそもそも、父親が読んでもいない本(はやぶさ2)を薦めるのはどうかしてる。
ちょっと手抜きしちゃったかな。
案の定、はやぶさ2だけは今ひとつだったようで。
そのあたりから、ようやくマズいなと気が付き始めました。
思春期の男の子の特徴を考えるに、薦めれば薦めるほど逆効果なのではないか。
ただでさえ、親に口ごたえしたくなる時期。
自分で読む本ぐらい自分で決めたいというのが本音でしょう。
良かれと思ってやったことが、下手するとかえって子供の興味を削ぐことになりかねない。
過去には小学校1年でハリーポッターを全巻読破した経歴を持つ長男。
好きな将棋や囲碁のハウツー本だけは今も読んでいるのだから、まぁ放っておきゃいいかと。
めっちゃ難しそう
壁パスコミュニケーション
そうだ。
読書はまぁいいとして、長男に何かアドバイスをしたければ、
彼に直接パスするのではなく、妻を使って壁パスをすれば良いのだ。
そんなことを意識するようになりました。
お父さんさぁ、中学生の時こんな失敗しちゃってさぁ。後悔してんだよね。
とか、
あの時さぁ、もっとサッカー頑張れば良かったよ。
みたいな。
わざとらしくて気色悪い
妻じゃなくてもいい。
長男にも聞こえるシチュエーションで、長女や次男に向かって言う。
これはなかなかいいアイデアなのでは。
僕は読書と同じぐらい家族みんなが一緒に食事することにこだわっているので、その時がチャンス。
実際は5人家族です
誰かが塾などで都合が合わない時もありますが、なるべく全員一緒の夕食を心掛けています。
壁パスコミュニケーションを試しにやってみると、長男は全く無関心な時もありますが、持ち前の突っ込み癖のために口を挟んでくるパターンもしばしば。
よしよし。
夕食時の会話の壁パス、もしくは間接照明作戦、ひとまずはいい感じ。
しばらくは続けてみたいと思います。
実践あるのみ
時にはおバカなフリも
僕は、父親には常に威厳が無ければいけないとは考えていません。
時にはおバカなふりもして、子供たちのポテンシャルを確認したり、モチベーションを上げようとします。
いつもの夕食時、家族が一人増えるごとに×√(ルート)倍で家計も増えるという話が出ました。
√倍って、何倍だっけ??
と、長男に振ってみたところ、
親父大丈夫か!?みたいな顔をされました。
虚数(きょすう)の概念や、期待値の計算の仕方なども、同じパターンで息子に説明させてみました。
いずれも期待通りの見事に分かりやすい説明。
特にりんごを例にした期待値の計算は拍子抜けするぐらい単純明快。
10個のりんごを5人で分けると、1人が貰えるりんごの期待値は10÷5で2個。
また大丈夫か、という顔をされました。
ちなみに虚数に関しては、
実際にはないけど、あると仮定すると便利な数字。
まぁ神様みたいなものだね。
うん?神様?
はい、どちらも僕、本気で分かっていませんでした。
これが現実
父が教えられるのは、やはり国語や歴史ぐらいなものかな。
どちらも到底かなわない
とまぁこんな感じで、引き続きコソッと愛情を送り続けたいと思っています。
文化祭を見に行って以来、父も一緒に憧れ続けた中高一貫校の受験に見事合格した長男。
※参考記事 ブログを書くにいたるまで その①
彼の様々な成長に父も加担したつもりになって、
ちょっとぐらい楽しんでも罰は当たらないよね。
そう思う今日この頃。
本日は以上です。
ありがとうございました。