【子育て×仕事×夫婦関係】のハイブリッドが生きる目的を明確にしてくれる。

こんにちは。
そらまめ隊長です。

 

この記事を読んでいただけると、下記のことについて理解していただけます。

✅今すぐ始められる最強の子育てとは。
✅本当に大切な仕事とは。
✅子供にとって理想の家庭環境とは。
✅これから始める最も低コストで有効な投資とは。
✅改めて考える夫婦関係のあり方とは。

詳しく書いていきます。

世界で一番子供といられる親になる。

 

まず最初に最強の子育てについてお話します。3人の子育てを通して、僕が実感した最も有効な子育てとは、出来るだけ長く子供と一緒の時間を過ごす、という極めてシンプルなもの。

ところがこんな簡単そうなことがなかなか出来ない親御さんがほとんどですよね。仕事だったり両親のお世話だったり、友達付き合いやその他の用事など。子供が育っていく環境のことなどを考えると余計に、子供の相手そのものよりついつい周囲とのお付き合いなどを優先してしまいがち。実に勿体ない話です。

 

僕は最初に長男が生まれた時に考えました。
自分にはこれといった特技もない。親として子供に誇れるような仕事をしている訳でもない。世の中には本に書いてあるような有名な子育て法がたくさんあるけれど、いったい自分にも出来る最高の子育てって何だろうかと。

 

そしてある日、ふと自分の持っている強みについて思い付きました。

それは子供とならいくらでも一緒にいられるということ。

 

過去にたくさんの挫折経験をした僕は、自分の特定の趣味などがほとんどなく、子供のためにいくらでも自分の時間を犠牲に出来ると思ったのです。

 

もちろん干渉し過ぎたりして、かえって迷惑になってはいけません。でも特に幼いうちは目いっぱい傍にいて、愛情を注ぐことは決してマイナスにはならないだろう、親は子供にとって先生でもコーチでもないけれど、一緒に遊んだり見守ってやるぐらいはいくらでもしてあげていい筈だと考えました。

これが例えば自分が仮にプロ野球選手だったとしたら、1年の半分ぐらいは遠征やキャンプに出掛けるので、子供と一緒にお風呂に入ることさえ簡単には出来ない。

好きなだけ子供の傍にいられるというのは、大した肩書もない自分だからこそ持てる特権なのでした。

一緒にいられると何が良いのか。

 

たっぷりと子供の傍にいられると何がいいって、ズバリ子供の様子をずっと観察出来るということです。表情や行動、リアクションの細部までじっと見ていると、だんだんと彼らの興味や関心、性格まで掴めてきます。

寧ろ観察すること以外は、一切必要ないとも言えます。

 

僕の長男は、まだようやく立ち歩きを始めた頃から小石を集めて数えたりするのが好きでしたが、もう少し大きくなって、ちょっとビックリしたのが画用紙にお絵描きをさせようとしたら、数字を書き出したことでした。

そんな姿を見て、あ、なるほどねと、妻とも相談して数字に関係するおもちゃを中心に与えるようになりました。

 

結果的にすべて正解だったのかどうかは分かりませんが、好みをしっかりと観察してあげることで、少なくとも無駄な習い事などをしなくて済むでしょう。

それに例えば株や為替のトレードをしている人ならお分かりだと思いますが、トレードで勝つために一番有利なのが、ずっとチャートを見て分析出来る状態にあるということ。

その場合、メンタルのコントロールなども必要にはなってきますが、チャートをずっと見ていることによって、リスクやチャンスにもいち早く対応出来るというのは最高の武器なのです。

 

他にも競走馬の様子を調教の段階からずっと見ていられるということとかも、競馬をやる人にとってこれほど有利なことはありません。どうせ大した父親でもないのなら、とにかく他の父親には出来ない子育てをしてやろう。それはただただ、どこにいても何をするにも息子と一緒にいること。

世界で一番子供と長くいられる父親になればいい。そう確信しました。

 

さすがに長女や次男には、長男と同じぐらいの時間は使えませんでしたが、長男と過ごしたたくさんの時間が基礎となって、その後の子育てにも良い道筋が出来ました。

シンプルだけど、誰にでも出来ることではない。それが出来るのは本当に恵まれたことだと思いました。

魂が喜ぶ仕事。

 

そして僕は、子供たちが生まれるまで自分がどんな仕事に就くべきかというのが分かりませんでした。
というか、何でそもそも働かなくてはいけないのかぐらいに思っていたのです。

生活のために仕方なく働いてはいたけれど、仕事に対して持っていた考え方は完全に、

仕事 = お金儲けの手段

というものでした。

ところが、段々ともしかしてこの世で一番尊い仕事は子育てなんじゃないか、と思い始めました。
もちろん自分の子供ですから、それでお給料を貰える訳ではありません。

 

でも、仮に彼らが成長して世の中の役に立つような大人になったなら、これほどの自分の貢献もないだろう。そう考えると何だかとてもワクワクしてきました。

そしていつの間にか自分の仕事について次のように考えるようになったのです。

子育て = 本業
会社での仕事 = 副業

 

何もお金を稼ぐだけが仕事じゃない。

「仕える事」と書いて仕事なんだ。
それが神様のためなのか世の中のためなのか、単純に家族のためなのかは分からないけれど、〇〇に仕えるということは何て素晴らしいことなんだろう。

 

そして子育ては24時間いつでも働ける仕事。子育てに正解やマニュアルがないのなら、自分のする子育てはこの世でたった一つ誰にも真似出来ない仕事にもなる。こんなにやり甲斐がある仕事はない。人生で初めて、心を燃やせる仕事に出会えた気がしました。

子育てこそが最も効率の良い投資。

 

次に皆さん、将来に投資する目的は何でしょうか。外貨預金、株式、不動産、仮想通貨などなど。きっとほとんどの目的が、少しでも資産を増やして将来ゆとりのある生活を送るためだと思います。

ではゆとりのある生活とは何でしょう。

衣食住に困らず趣味を楽しみ、時おり旅行に行ったり外食をしたり、孫にお小遣いをあげられる、きっとそんなところですよね。

 

僕は何より将来年を取っても、生きる一番の楽しみを失っていない状態でありたいと思っています。一番の楽しみとはゴルフをすることでもヨガや釣りをすることでもなく、子供たちの成長過程を見守ることです。

子供たちの成長を死ぬまでずっと楽しみながら年を取りたい。

でもそのためには、今が全力でなければいけません。

子供たちと全力で向き合ったからこそ、年を取ってからも自分が生涯を賭けて取り組んだことに誇りを持ち、大いに満足出来るに違いありません。

 

だから今、僕が何より投資したいのはやっぱり時間。
自分の持っている時間を子供たちのために存分に投資したいのです。しつこいですけど干渉したい訳ではありません。ただ可能な限り一緒にいる空間を作るだけです。

 

子供たちが良い仕事に就くために、塾の費用や学費を投資したい訳でもありません。老後、子供たちに依存して養って欲しいという意味でもありません。

僕や妻が、子供たちに存分に時間を使うことで、今度は子供たちがきっと同じことを自分たちの子供にもするでしょう。この世で一番楽しいことは家族と一緒に過ごすことだと言わんばかりに、それが実現可能な仕事を選ぶでしょう。

 

たとえそうじゃなくても、とにかく我々と過ごした時間が、将来彼らが幸せになるための一助になれたのならこれほどの満足感はありません。お金を増やす、土地を増やす、持ち物件を増やす投資も良いですがそれらは本質的な目的ではありません。積み上げた資産も自分が死ねばすべて無駄になります。

 

それに引き換え子育てという投資は元手ゼロで始められて、リスクも極めて少ない。

自分の心を芯から満たしてくれる目的そのものです。子供から孫、さらにその後の世代にも幸福感が引き継がれるのでレバレッジ(てこの原理を応用して利益率を高めること)も効きます。

これほど利回りの良い投資はないと僕は考えます。

本への投資は一切惜しまない。

 

ただ先ほど、塾や学費などの投資ではないと言いましたが、本への投資だけは惜しまない方が良いです。習い事は当たり外れがあったり、特に幼いうちは単に親の自己満足だったりすることもあるでしょう。

でも本は違います。

 

本を読むことによって、先人たちが先に経験出来たことを教えて貰うことが出来ます。それは親が何かを教えるより正解率が高いですし、たとえ面白くない本だったとしてもかかったコストはたかが知れています。

 

我が家ではゲームやおもちゃは無理でも、子供が本を欲しいと言ったらすぐに買い与えるようにしています。大切なのは幼いうちから、本に対する親しみを持たせ、読書を習慣付ける事。

お陰で、特に長女は買ったばかりの本をその日の数時間で読んでしまう程の本好きになりました。

子供と過ごすために時間を使うことと、子供に本や絵本を好きなだけ与えることはこの世で最も有効な2大投資。たとえ借金をしてでも、本への投資に使うべきぐらいに思っています。

最も優秀なビジネスパートナーは配偶者である。

 

次に皆さん。奥様、もしくは旦那様と出会ったのは果たして偶然だと思いますか??

僕は当初、妻と出会って結婚したのはたまたまタイミングが良くて、たまたま性格が合い、たまたま住んでる場所や親同士の希望などが折り合ったのだと思っていました。

世の中には探せばもっと自分と相性の合う人もいるだろうけど、それを待っていたらいつまで経っても結婚出来ないと、妻には失礼ですが、そんな気持ちもありました。

 

結婚生活も特段楽しいという訳ではなく平々凡々、お互いに妥協することで何とか関係が成り立ってるようでしたが、子供が生まれてからはどうもおかしいなと、それまでとは違う感覚を妻に対して持ち始めたのです。

具体的に言うと、何だか妻が急に異常な力を発揮し出した、という感じです。

 

母性の力というのでしょうか。乳幼児に必要なあらゆることを勉強、吸収、実践し、少々疲れていようがとにかく強い。

あれ、こんなに頼もしかったかな。

サクサクと動けるし、足りないものがあればすぐに取り寄せる。もちろん僕もやれることは手伝いましたが、ほんの微々たるもの。妻の知識と行動力、細やかな気遣いには到底及びませんでした。

 

どちらかと言うと社交的なタイプでもなかったのに、自ら積極的にママ友を作ったり公園に出掛けたり、キャラ弁の腕はめきめきと上達し、誕生日などのイベント事には驚くほどの情熱を燃やす。

 

 

 

3人の子供たちの性格をそれぞれ把握して、きちんと育て分けてるようにも思えたし、妻の前で僕はいつも圧倒的に無力でした。

習い事や受験校まで、子供たちのことは完全に妻が中心になって決まっていき、子供たち自身も、僕より妻の方に絶対的な信頼を置くようになっていきました。

組み合わさったパズル。

 

妻に対する僕の信頼度は、出会った当初に比べ数倍にも膨れ上がり、いつの間にか自分のことまでも妻に相談するようになったのです。

ハンカチや傘、ネクタイ選びや服の組み合わせ。天気のことや、冠婚葬祭時の常識的なことまで。職場の女性には必ずお土産やバレンタインのチョコレートなど渡すことや、上司への挨拶など仕事上でのアドバイスも貰いました。

 

もちろん妻は目覚ましい活躍をする反面、ヒステリックになったり長女と大喧嘩したりとかもありますが、悔しいけれど、彼女の言う通りにすると不思議なことに大抵のことはうまくいく。

知らぬ間に僕の欠点や長所まで、ほぼ把握してることにも気付きました。今や彼女の存在なくして生きる事さえ難しい。そのうちに、これ、もしかすると妻と出会ったのは偶然じゃなく必然なことではなかったのか。

今まで仕事上で出会った人材の中でも最も優秀なのはひいき目無しに僕にとっては妻だ。利害も完全に一致しているし、それでいていつでも近くにいる。心を開いて、あらゆることでもっと彼女に積極的に協力を仰いだ方がいい。

 

夫婦というものに対する認識が大きく変わりました。

夕食は道徳の時間。

 

夫婦の役割が明確に噛み合っている家の中は、子供たちにとっても居心地が良いようで、僕が妻からたしなめられてる場面なども、彼らは楽しんでる様子でした。

ちょっとした言い争いにもしっかりと聞き耳を立てている。そんな気配を感じとった僕らは、

親同士がどんなコミュニケーションを取っているかは、きっと子供に大きな影響を及ぼす。

 

と悟り、本音を隠さずぶつかり合う姿や、仲良くお酒を飲んでる姿をわざと子供たちの前で見せる様になりました。

いつも本気の喧嘩ばかりの両親を見て育った自分がそうだったように、僕らのほんの僅かなやり取りまでも、子供は内心いつもハラハラドキドキしながら見ているものです。

 

そして二人の関係が安定しているのが確認できると、安心していろいろなことを吸収できるようになるのです。その効果は驚くほど絶大。子供の持っている潜在能力はどんどん引き出されていきます。

 

僕は毎日なるべく早く帰宅し、家族が全員揃う毎晩の夕食の時間を最重要視するようになりました。子供たちがゆっくりとリラックスできる空間で、学校であったことなど聞き出したり、近所の噂話、社会問題まで、ついでに普段言いたいことも絡ませて話す。

そんなことも、妻という優秀なパートナーがいるからこそ実現できることなのです。

まとめ

 

以上が今回の記事で僕が言いたかったことです。

子育て、仕事、そして夫婦関係という、人生のうちでも大きな要素が適切に絡み合うと、生きる目的がとても明確になり物事はスムーズに運びます。

 

逆にそれらの関係性が自分の中で曖昧なままだと、ついつい横道に逸れていったりします。

とはいえ、子供との時間をゆっくり取れる仕事なんてなかなかないじゃないか。そう仰りたい方ももちろん多いことでしょう。

 

それでもちょっとした選択を迫られる場面で、このマインドを意識しておくだけで違います。最初はほんの5ミリの誤差程度のものでも時間を重ねるにつれて大きな方向性の違いが生まれます。過去の僕のように、普段生きていてどこか道筋がぼやけてしまっている方は是非一度考えてみて下さい。

 

最後までお読みいただいてありがとうございました。

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