こんにちは。
そらまめ隊長です。
一気に気温が下がりました。
何でしょうこの寒さ。
あんなに暑かった夏が懐かしくさえ感じるのは、人間の身勝手さゆえでしょうか。
さて、今日は受験生の子供が言うことを聞かない件について書きたいと思います。
コツコツ勉強を頑張ってくれて、成績もちゃんと伴っていて、すべて順風満帆という家庭がある一方で(羨ましいです)、成績がなかなか上がらずただでさえイライラするのに、子供が反省して勉強するのならまだしも反発して暴言を吐く。
ふてぶてしい態度に、日々頭を悩ませている方もおられることでしょう。
そんな時に親はどういうスタンスで子供と相対すれば良いのか。
いつも通り我が家の事例を元に書いていきます。
反発するには理由がある
受験生である我が家の娘は、一時期毎日のように荒れていました。華奢で非力なため暴れるとまではいきませんが、家の中ではもう目の前で起きるすべてのことが気に入らないぐらいのレベルで癇癪を起こす。(学校では優等生を演じてたようです)
ママなんて大嫌い。ほんまに嫌い。ママが全部悪いねん。
娘の口撃を最前線で真正面から受け止めていた妻も、ひどい。あれはないわ。と連日こぼす。
そんな風景が日常茶飯事でした。
中途半端に間に入ると余計にややこしくなるので、僕はただ横で見守ることしか出来ません。
そんなある日妻と僕は話し合い、娘に限らず子供の暴言にはきちんとした理由がある筈だということで意見が一致。
娘が置かれた幼い頃からの境遇を思い返しました。
子育てにはタイミングってのがあるんです。
言い訳にはなりますが、娘の場合は必ずしもそれが良かったとは言えません。
長男が生まれた時は、僕らもまだ若く1人目の子供ということで余裕もありました。買い物、スーパー銭湯、公園、散歩、どこへ行くにも彼を連れて出掛けていました。
周りの誰からも可愛がって貰える。僕は初めてする父親業を存分に楽しんでいました。
そして言い方は悪いですが、2人目の娘の時になると子育てにもやや慣れてきます。手抜きというか慎重さがなくなるんですね。
女の子が欲しかったしもちろん生まれた時は最高に嬉しかったのですが、実際には女の子をどう扱って良いのか分からないというのもありました。
そして娘が年少になると妻は次男を身ごもります。この時は妻の悪阻がひどく、娘にとって初めてのコミュニティ(幼稚園)は不安だった筈なのに、殆ど相手をしてやれなかったと妻は言っています。長男の社会デビューともなった幼稚園に幼い娘も伴って家族揃って出掛けていたのに比べると、そこにもやはり差がありました。
僕らが普通に長男と同じように可愛がっているつもりでも、きっと娘からしたらどこか物足りなさを敏感に感じ取っていた筈です。
私は何となく兄とは扱われ方が違う。なんて。
蓄積していたものが爆発
それでもまだこの頃は自我が芽生えていないため、これが普通なのかなという意識があったのか娘も落ち着いていました。ところがやがて長男が5、6年になって正式に中学受験することが決まると状況が加速します。
長男は順調に頑張れば第1志望校の合格に手が届くという状態。妻も僕も彼のことで一気に忙しくなります。そこにさらにまだ幼児だった次男の世話までが加わって、ますます娘のことは後回し気味に。
娘だって将来中学受験をする可能性が高い。
それなのに低学年の大切な時間を彼女のために使ってやれなかったのは、本当に申し訳なかったし今の彼女の成績にも間違いなく響いています。
え、次は私の順番じゃないの??ずっと待っていたのに。
娘は何も言いませんでしたが、きっとうっすらとそんな思いがあったことでしょう。
そして兄の受験は無事に成功。
数年後に今度は娘が中学受験する番になります。
もともと小学校生活も習い事や諸々の行事も思いきり楽しめるタイプだったのに、それらをすべて後回しにしないといけないストレスに加えて、ずっと蓄積していた不満が一気に爆発。
妻も僕もそんな見解に辿り着きました。罪悪感がジワリと込み上げます。
もっと構って欲しい
暴言=自分のことを認めて欲しいことの表れ。
一般的にはそう考えて間違いがないと思います。
もともと怒りっぽい子でも、人をわざわざ傷つけるようなことまでは言わない。自分のことにもっと注意を向けて欲しい。相手を怒らせるようなことを言えば、少なからずかまって貰える。あたり構わず暴言を吐くのにはきっとそんな心理が働いています。
次男も暴言に近いようなことを言いますが、それは単に覚えたばかりの言葉を使いたいだけ。典型的な低学年の男の子の姿とも言えます。
里親の元に送られてきた里子が暴れるのは、自分のことをどこまで受け止めてくれるのかを試しているからだというのを新聞記事で読んだことがあります。「試し行動」というのだそうです。
そう考えると、娘の全ての行動にも納得がいきます。
だとすれば娘を無理やりに押さえ付けようとするのでなく、親の方が変わるしかないのではないか。果たして妻はそれを実践することにしました。
毎日娘と争ったって疲れるだけ。自分が変わる方が早い。もう娘から何を言われようとされようと、まるっと全てを認めてあげる。うんうん、そうだよね。辛いよね、嫌だよね。という感じです。
たとえうまくいかなかった日でも、1日の終わりには娘とハグをする。ついでにひと言だけごめんと謝る。
口で言うのは簡単ですが、ガンジーでもあるまいしなかなか出来ることではありません。親だって褒められたいし認められたい。だからハグとか出来なくても自分のことを責めてはいけません。怒ってしまうのが寧ろ普通です。
ただし子供が勉強しないことや成績に無性に腹が立ってしまうのは、一度自問自答した方が良さそうです。
果たして自分なら長時間の勉強をきちんと嫌がらずにこなせたか??
常に自分から率先して勉強出来たのか??
親に指示されるのは嫌じゃなかったのか??
てな具合に。
きっと自分のことは棚に上げてるケースが多い筈です。
残り100日の奇跡
ともあれ妻のそんな努力の甲斐あって、今では妻と娘はすっかり仲良くなって、まるで長年連れ添った漫才のコンビのように阿吽の呼吸で日々の受験対策に向き合っています。
関西では統一入試日と呼ばれる入試本番まで残り100日を切ったのですが、100という数字がキリが良くて分かりやすく、いよいよもう後がないとお尻に火が付くからか、この期間で一気に伸びる子も多いようです。(実際には過去問を繰り返し、問題の傾向に慣れてくるからですが)
前回の模試で第一志望校のE判定を貰って以降、娘の成績は一進一退。それでもメンタル面では極めて落ち着いていると言えます。
妻はもちろん、僕にまで過去問から出題させてくれて、夕食後に和気藹々と問題を解き合ったりもしています。
受験結果がどうなろうと、娘は明らかに精神的にも肉体的にも成長しています。そして僕らも、彼女の将来に確かな光のようなものを感じています。
本日は以上です。ありがとうございました。
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