こんにちは。
そらまめ隊長です。
幼い頃にピアノを習うと賢くなって、中学受験にも役立つと言われています。その理由はおおよそ以下の通り。
- 指先を小まめに動かしたり、両手で違う動きをすることが脳の働きを活性化させる。
- ピアノを練習することで養われる集中力が勉強にも役立つ。
- 暗譜をすることで記憶力も養われるし、表現力が身に付いたりストレス発散にもなる。
などなど。
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果たしてこれらは本当でしょうか。
我が家では、隊長(僕)が過去にプロのミュージシャンを目指していたということもあり、子供たちにも是非音楽をやらせたいという思いがありました。
知り合いの紹介で入った個人のピアノ教室。発表会はもちろん、上手で優しいお姉さんたちと交流出来るクリスマス会などもあって、3人の子供たち共に常にピアノを身近に感じ楽しんできました。
今日はスイミングと共に、習いごととして人気のピアノについて。
あまり専門的なことについては書けませんが、いつものように我が家の経験を元に子供たちにピアノを習わせて良かったこと、受験勉強にも役立ったことなどを書いていきます。
ピアノを通して成長出来た
我が家の子供たちがピアノを習って良かったなと思えることは以下の通り。
- 練習をすれば必ずうまくなるという小さな成功体験を積み重ねることが出来た。
- 発表会では大勢の人前で舞台に立つ経験が出来た。
- 発表会という大きな目標に向かってコツコツ努力する経験が出来た。
- ピアノが弾けるということが自分の中で自信のひとつになっている。
などなど。
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中でも発表会の存在はかなり大きかったと思います。
野球やサッカーの試合などはあっても、たった1人で舞台に上がるという経験は大人になってもなかなか味わえないもの。
自分だけにスポットライトがあたり多くの人から拍手を貰う。この緊張感や高揚感は、誰にでもきっとある筈の承認欲求を少なからず満たしてくれるでしょう。終わった後の達成感、充実感も言葉に出来ないものがあります。
小学校で行われる合唱などのイベントで娘がピアノの伴奏者に立候補したり、長男や次男が学校に置いてあるピアノを弾き出すと意外だといった顔でクラスのみんなから驚かれたり。
次男が家で積極的に鍵盤ハーモニカの練習が出来るのもきっとピアノを習っているお陰でしょう。
とにかくピアノを弾けるということが当たり前の日常になっている。自分はこれが出来るというものが何かあるのは、子供にとってもとても重要なことです。
どこか似ている算数とピアノ
中でも性格的にもっともピアノとマッチしたのが長男です。
幼い頃から数字が大好きな完全理系男子。
昔大量に合ったミニカーに数字のシールを貼ったところ、順番通りに並んでいないと気が済まず、規則正しく並べたりして遊んでいました。自分の好きなテンポに調整すれば、あとは一定のリズムを延々と刻み続けてくれるメトロノーム。
何となく融通の利かないタイプの彼でも、メトロノームやストップウォッチはお気に入りでした。
楽譜を読んで音の長さを計るのと、ドリルで計算問題を解くのも彼の中では似たものだったと思います。
きちんと楽譜通りに指を動かしさえすれば上手に曲が弾ける。スタッカートやフォルテなど、記号通りに弾けばたとえ情感など持ち合わせていなくても人をウットリさせることが出来る。
算数も答えはひとつだけ。
解けるか解けないか。国語のように余計な感情は必要ない。きっと彼にとってピアノはとても波長が合う友達のような存在だったに違いありません。
先生にも褒められ、曲のテンポが早くなればなるほど、指の動きが複雑になればなるほど闘志を燃やすようなところがありました。贔屓目もあるでしょうが彼はうまかった。小学生にとってはかなり難しいといえる曲も、まるでパズルを完成させるように練習の末にきちんとマスターしていました。
6年生になって本格的な受験勉強が始まり、教室に通うのをやめるのと同時に残念ながらほとんど弾かなくなりましたが、本音を言うと彼の弾くピアノをもっと聴いていたかったです。
今でも決して嫌いではない筈ですが一旦離れてしまうとどうしても以前のような習慣には戻りにくいのか、滅多にピアノの前に座ることはありません。
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そして驚いたのが、長男の通う最難関の中高一貫校にはピアノ経験者がかなり多いということ。女子もいるなら分かるのですが、男子校でこの事実は意外でした。東大生の子供の頃の習いごとでもピアノが断トツに多いそうですし、やはり賢さとピアノには相関性があるように思えます。
子供の集中が最も高くあらわれるのは、リラックスした環境と、面白い・楽しいなどの感情が生まれている時だということですが、ピアノはまさに打ってつけなのでしょう。
家族のコミュニケーションの手段にもなる
また、子供たちが家でピアノの練習をしている風景を見るのは楽しいものです。
段々とうまくなっていき、より高度な曲が弾けるようになっていくのが耳を通して分かる。自分が弾いている曲が親の耳にも届いてるというのは子供も分かっているし、それはもっとうまくなってやろうという前向きな気持ちにも繋がります。
最近はさすがに少なくなりましたが、次男はちょっとした運指のための練習曲でも、1回弾くごとに「パパ、今の何点?」と点数を付けるのを求めてきました。少しづつ点数を上げていき、より練習がしたくなるように工夫したものです。こうした子供の単純な思考回路は勉強にも当て嵌まるなと思えました。
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ちなみに仮にピアノじゃないにしても、幼いうちに指先運動をさせた分だけ脳の動きも活発になるそうです。粘土や折り紙、紙を破ったりクレヨンでお絵描きするだけでも効果があるようですね。
たとえ小学生になった後でも、レゴなどやってる子は勉強面で優位性を発揮するのではないかと思います。
音楽がすべてを受け流してくれる
冒頭で僕が昔バンドを組んでたと書きましたが、音楽にハマってしまった理由について最後に少しだけお話します。
大学を卒業し、就職に失敗し、いろいろうまくいかないことが多かった20代の頃。お金もなくどん底のような生活が10年ぐらい続きました。自分にはいったい何が出来るのか。何をしたらいいのかがまったく分からなかった。
仕方がないからプロでも目指そうと言って音楽をやり続けたのですが、音楽は唯一の心の支えでもありました。
ビートルズやボブ・ディラン、ベルベットアンダーグラウンドなんかを聴けば、どんなに嫌なことがあってもすぐに自分の世界に逃げ込むことが出来る。
ただ、今にして思えば、もしかすると音楽があったせいでいつまでも現実に目を向けることが出来なかったのかなとも思います。
蜜にもなり毒にもなり得る。僕にとっての音楽は一種の麻薬みたいなものでした。
子供たちには読書と音楽だけはして欲しい。その2つさえ楽しめる子になれば曲がった人間にはならない筈。若い頃の自身の経験が父親(僕)をそんな気持ちにさせました。
かくして3人共にその通りに育ってくれています。
中でもただ今受験勉強真っ最中の娘は、子供たちの中では一番の本の虫。もちろんピアノを弾くのも大好きです。この時期で今だ成績こそ不安定ですが、少なくとも1人の人間としてはかなり優秀だと僕は思っています。
失敗したって許される。いや、寧ろ失敗経験があるからこそ人の気持ちの分かる人間になれる。音楽が教えてくれたことです。たとえ受験結果がどうであれ、娘にはそんなスタンスでいたいと思っています。
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話が逸れてしまいました。
とにかく順番に思春期を迎える子供たちが、音楽をこの先どのように利用していくのか。ピアノを習ったこと自体は勉強にはプラスに働きましたが、本当の真価が分かるのはこれから。親としてはそのことが楽しみでもあり心配でもあります。過保護にならない程度に、しっかり見守っていきたいと思います。
本日はこれぐらいにしておきます。
ありがとうございました。
子供の習い事と勉強のバランス、受験に役立つ習い事について。ただ今コーチングセッションをしています。
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✅どんな習い事をしておくと受験に役立つのか分からない。
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✅中学受験を成功させるために必要な3つの力。
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